単角子宮の出産体験記！普通分娩か予定帝王切開か医師も困惑した話！

妊娠中もトラブルだらけで生きた心地がしませんでしたが、単角子宮のおかげで出産時にもいろいろなことが起こりました・・・

でも、医療の力のおかげで単角子宮でも38週4日でなんとか無事に出産した私の体験談です。

私のように単角子宮（子宮奇形）もちで不安を抱えている方、不妊治療を何度繰り返してもうまくいかず悩んでいる方に読んでいただき、少しでも希望をもっていただけたら幸いです。

単角子宮の出産体験記

まずは、健診の様子から出産に至るまでの病院でのやり取りをお伝えしていきます。

普通分娩か予定帝王切開か？

単角子宮のため子宮が狭い私の場合、15週から逆子が治りませんでした。

15週から逆子？なぜそんなことが分かるのかと言うと・・・

私は単角子宮なので、週数に関係なく2週に1回の検診が必要でした。そのため自費で妊婦エコーを受けていたのですが、見える角度が毎回同じ…！

その角度（見え方）というのが

• 頭が上
• お尻が下
• 開脚している

骨盤位。いわゆる逆子です。

毎度同じポーズでキレイに開脚していたので、割と早い段階で性別も分かりました。笑

エコー写真がデジャヴのように毎回毎回同じだったので、疑問に思い聞いてみましたが

この時点ではまだ、普通分娩（計画無痛分娩を希望していまし）が予定されていました。

でも、週数が進むにつれて医師の見解も変わってきました。

医師も困惑

逆子は直るのか？普通分娩か予定帝王切開か・・・？

24週を過ぎた当たりから医師たちもおや？という雰囲気に（大学病院で出産したため、担当医師が日替わりで5人くらいいました）・・・

そして、無事に28週を迎えたところで相変わらず同じ位置、同じ姿勢でいる我が子をエコーで捉えた医師に

「逆子は（通常は）なおる」とずっと言われ続けていましたが、28週で予定帝王切開が決定され予定日も変更に！

また、単角子宮のため早めに分娩させる必要があり（胎児の成長に子宮が耐えられなくなる可能性があるため）37週での予定帝王切開がベストでしたが、病院側の予定が埋まっており・・・なんとか38週までもたせることになりました＾＾；

予定帝王切開当日について

38週4日での予定帝王切開だったため、前日からの入院となりました。

さて、出産当日の話ですが・・・

絶飲食で、待つ。シャワーを浴びて、待つ。最後の健診で逆子であることを最終確認され、待つ。館長をして、待つ。・・・とにかくドキドキしながら待ちましたね＾＾；

やっと迎えが来て（予定より3時間遅れ）驚いたのが、手術室に向かうエレベーターで手術担当の看護師さん数人に普通に遭遇。手術室の中で待機しているんじゃないんだ！と思いました。

が、予定帝王切開はきっとよくある手術なんだろうなぁと逆に安心になりました。

手術室はギラギラしていて恥ずかしいくらい明るくて、医師（麻酔科医・小児科医含む）5人と看護師・助産師が大勢・・・総勢15人くらいみえましたよ！

手術台の上で剃毛され（これは話した人みんなに驚かれます）、下半身麻酔（脊髄くも膜下麻酔）をされ・・・あっという間！ではありませんでしたがヌルっと娘が誕生しました。

＞＞＞単角子宮で妊娠出産できる？体外受精11回目で生まれた子についても紹介☆

単角子宮ならではの予定帝王切開

その後が単角子宮ならではだったのですが、主に不妊治療でお世話になった先生方が集まってきて

さすが大学病院！そして、単角子宮って珍しいんだな～と改めて思いました＾＾；

でも、安全に取り上げてくださり、妊娠中の管理もしっかりしてくださった大学病院の先生方・助産師や看護師の皆さんにはもう感謝しかありません。

その後だんだんふわふわした感覚に・・・観察(？)のため長時間お腹を開いた状態だったため出血が2リットル近くあったようで、何度も意識が飛びました。眠くて眠くて・・・

医師の「今から縫合しますね～」という言葉で目が覚め、

また、縫合前に悪露を絞り出される処置で、子宮の形状（単角子宮）のせいで悪露が子宮に溜まりやすい（＝経血も溜まりやすい※自覚症状アリ）と言われました。

そのため念入りに悪露を絞り出され・・・この時はまだ麻酔が効いていたためおへその下を強く押される感覚だけで痛みはなかったのですが、術後に麻酔が切れた状態でのこの悪露出しは相当痛かったですよ＾＾；

単角子宮を調べるために出血多量となってしまいましたが、予定帝王切開で無事出産することが出来たのが単角子宮の私の出産体験記です。

単角子宮と逆子について体験談

単角子宮で妊娠中に私が体感したこと

私は単角子宮で、15週から（体感ですが）一度も逆子が治りませんでした（これも体感）。

もしかしたらいつの間にかぐるりと回っていたこともあったかもしれませんが、私の狭い子宮内でぎゅうぎゅうになっていたことはほぼ間違いないと思います。

胎動は下腹部でしか感じたことがなく、例えるなら細い箸のような棒で膀胱を突かれている感覚。
有り難いことに無事週数が進むにつれて1日30回くらいトイレに行っていました（これには助産師さんも驚いていました）。

なんとか迎えられた臨月の頃には、頭の形が左胸の下あたりにボコ、両足と思しきものの形が右下腹部にボコボコっと浮き上がっているという状態。

私は左単角子宮で右半分の子宮がないため、胎児が全体的に左重心(左側に寄っている)のがお腹の形で分かるレベルでした。

30週を過ぎてくると

出産（予定帝王切開）当日も、念のために逆子がなおっているかの確認がありましたがエコーで診なくとも明らかに頭が上の状態でしたね。

単角子宮で予定帝王切開で出産した私の感想

不妊治療からお世話になっていた大学病院での分娩で、大部屋を希望していたのですが病院側の手違いで個室が用意されたいました。

産後、個室に戻る体力がなく(笑)もちろん差額を支払ったうえで退院まで個室で過ごしたのですが・・・絶対に個室×母子別室がおすすめです＾＾；

私は産後に体調が回復しなくて母子別室になってしまったのですが、生まれたての我が子をお世話できる自信もありませでした；；

また、母乳が本当に出なくて（そのまま完全ミルクで育てたのですが）いっぱいいっぱいになっていたので自分一人で落ち着ける時間は貴重でした（傷も痛かったし）！

単角子宮の観察(？)のために2リットル近く出血したため、産後に貧血で倒れる・貧血が治らずその後も母乳が数mlしか出なかった（母乳に関しては体質もあると思います）；；

ちなみに、バースプラン的なものには「無事に産めるなら何でもOK。子優先で！」と一言だけ希望を書かせていただきました。

単角子宮の出産体験記と普通分娩か予定帝王切開かまとめ

単角子宮の私は、逆子が直らなかったため予定帝王切開で出産に臨むことになりました。

私の子宮が狭すぎて、胎児は恐らく一度も頭位に戻ったことはないと思います！

単角子宮（子宮奇形）の方で出産を控えている方の参考になれば、また単角子宮×体外受精を11回目で妊娠出産に至った人もいるということで希望をもてる方がもしみえたら幸いです。

＼もっと深く詳しい体験談が知りたい・・・という方は遠慮なくご連絡くださいね。／

最後までお読みいただきありがとうございました。