体外受精にステップアップ!!を決めてまず最初に不安に思うのは、採卵の痛みだったりしませんか?;;
採卵って・・・どうせ痛いんでしょ。
私は31歳までに採卵を3回経験しているので、その体験談から採卵の痛みがどのくらいか?1回の採卵で採れた数は?採卵までのスケジュールや採卵後の過ごし方などをまとめて紹介していきますね!
体外受精へのステップアップを検討されている方、これから初めて採卵に臨まれる方、現在の採卵方法が自分に合っているのか不安に思われている方へ、こんな体験談もあるんだ~と参考にしていただけたら幸いです^^
体外受精の採卵とは?
体外受精の第一関門は、ずばり採卵だと思います。
採卵とは?
採卵までのプロセスには大きく分けて2つの方法があり
私が採卵をしてもらったクリニック(病院)は、卵巣刺激をして複数個の卵子を成熟させて採卵を行う方法が採用されていまた。
採卵の痛みにさえ耐えれば・・・と思っていましたが
実はそうではありませんでした。
卵巣刺激をして採卵を行う方法とは?
この2つの方法にはそれぞれメリット・デメリットがあり、自然周期排卵法の場合は薬剤を使わないぶん身体への負担が少ないものの採れる卵子の数は基本的に1つだけ。
私が3回経験した卵巣刺激法は、薬剤を使って人工的に両側の卵巣に卵子をたくさん育てるため、体への負担がめちゃくちゃ大きいです。一方で、採れる卵子の数は多くなる可能性が高いです。
採卵の痛みよりも、私はこの薬剤を使っての卵巣刺激による
副反応の方が辛かったです・・・!この後お伝えしていきますね!
採卵の痛みはどれくらい?
私はTレディースクリニックで2回・N大学病院で1回、合計3回の採卵を行っていますが、採卵時の痛みはほとんどありませんでした!
採卵そのものは全身麻酔(または局所麻酔)で行ったため、半分寝ているような状態の中いつの間にか終わっていたからです。
局所麻酔の時は多少、お腹の内側がチクチクしましたが・・・
私の場合は、痛くて耐えられない!ということはありませんでしたよ^^
ちなみに全身麻酔は経口で局所麻酔は注射でした。麻酔の種類や有無(麻酔が苦手な方もいると思うので)が選べるクリニックや病院もあると聞くので、事前に確認されると良いと思います。
ただ・・・別の痛みが採卵後に襲ってきます。
OHSS(卵巣過剰刺激症候群)といって、卵巣刺激の薬剤による副反応に耐えてきた卵巣が悲鳴を上げます。私の場合は、お腹に水が溜まって膨れ上がり、子宮の入り口が腫れて激痛が伴いました;;
その痛みの元凶である卵巣刺激の薬剤の量ですが・・・個人差があると思いますが、私の場合を採卵までのスケジュールと共にお伝えしていきますね。
麻酔が切れた後は、針で刺した子宮や卵巣(下腹部全般)も
チクチク・ズキズキと疼きました・・・
採卵までのスケジュールと採卵後の過ごし方は?
採卵までのスケジュール(Tクリニック2回目の採卵の場合)ですが、私の場合はこんな感じでした。
1日目 | 卵巣刺激の注射①+内診 |
2日目 | 卵巣刺激の注射② |
3日目 | 卵巣刺激の注射③ |
4日目 | 卵巣刺激の注射④+内診 |
5日目 | 卵巣刺激の注射⑤ |
6日目 | 卵巣刺激の注射⑥+内診 |
7日目 | 排卵を促す注射(22時)+内診 |
8日目 | 通院なし |
9日目 | 採卵 |
採卵当日までに1日1回、卵巣刺激のための薬剤を注射して卵子を数多く育てます。
卵巣刺激の薬剤に反応しやすいね~!
ということで私の場合は9日目には採卵に至りましたが、当初の予定では14日間かけて卵子を育てる予定でした。卵子が育ち切るまでに使った薬剤(注射)の量が、私は少な目だったのだと思います。
採卵日の前日には排卵を促す薬剤を注射し、約36時間後に採卵が行えるように調整します。
この注射のタイミングがとても大事で、卵子は一度排卵をしてしまうと採卵ができないため夜遅い時間に注射をする必要がありました(なので、22時にクリニックへ!)。
自己注射(自宅で自分で注射を打つ)という方法もクリニックや病院によっては採用されていますが、私は経験したことがありません(毎日クリニックへ通っていました)。
先にも述べたように私は卵巣刺激の注射に反応しやすい身体だったようで・・・卵子がたくさん育ってくれたことと引き換えにどんどんお腹に水が溜まった状態(OHSS)になり、それが苦しくも痛くもありました。
OHSSの痛みはお腹の中が腫れているような感覚(実際に卵巣が腫れている状態)。
私の場合、苦しくてチクチク・ズキズキとした痛みを採卵前後の数日間、感じていました~
卵巣刺激によって人工的に育てられた卵子を、採卵で取り除くことでOHSSはひいていきます。
採卵後の過ごし方ですが、採卵当日は寝ても覚めてもチクチク・ズキズキお腹が痛みます。採卵後の内診も激痛でした。
胚培養士さんに、午前に採卵して午後から仕事に行く方もいますよ~と聞きましたが、私には絶対無理!と思うくらい採卵当日の麻酔が切れた後は痛かったです;;
私の場合は採卵から3日目くらいには痛みはひきましたが、お腹にはまだまだ水がたっぷり溜まっている状態・・・身体が重い日々が2週間くらい続きました。
卵巣刺激の薬剤に反応しやすかった分、OHSSもひどいねー!
OHSSが治ったら移植周期に入ろう!
採卵後は3日おきくらいにOHSSの診察をしてもらい、その際に卵子がいくつ採れていくつ授精に至ったかの報告を受けました。
採卵数は?
採卵数と受精確認・・・毎回ドキドキする。
心臓止まりそう~
3回分の採卵の結果をお伝えしていきますね。
- 1回目(Tレディースクリニック)
採卵時年齢 | 30歳 |
採卵数 | 10個 |
受精した個数 | 胚盤胞3個 |
- 2回目(Tレディースクリニック)
採卵時年齢 | 30歳 |
採卵数 | 14個 |
受精した個数 | 胚盤胞3個・初期胚3個 |
- 3回目(N大学病院)
採卵時年齢 | 31歳 |
採卵数 | 18個 |
受精した個数 | 胚盤胞4個・初期胚3個 |
毎回の採卵ごとにトライ&エラーを繰り返しました!
詳しくは各採卵ごとの記事をまた書きますね。
不妊治療の悩みは本当に人それぞれだと思っていて、私の場合は採卵である程度良好な胚盤胞がいくつかできるのに何度移植をしても着床しなかったこと・・・結局、胚盤胞が着床したことは一度もありませんでした。
>>>体外受精11回目で成功!32歳で諦めなくて良かった私の体験談を紹介☆
体外受精採卵の痛みや採卵数の体験談!スケジュールや採卵後の過ごし方まとめ
採卵の痛みですが、私の場合は採卵時(採卵中)の痛みよりも卵巣刺激によるお腹の腫れ(OHSS)の方が痛くて苦しかったです。
OHSSの痛みはまさにお腹の中が腫れてチクチク・ズキズキ感じる痛み。卵子がよく育ってきた頃(採卵の3日前くらい)~私の場合は採卵後に痛みのピークを迎えて、採卵から3日後くらいにはだんだん落ち着いてきました。
OHSSによってお腹に溜まった水は、2週間くらいかけてだんだんとひいていきお腹の膨らみも治まっていきましたよ。
採卵までのスケジュールは、私の場合は6日間かけて卵巣刺激を行い(毎日注射に通う)、9日目に採卵を行うというスピード感でしたが、卵子の育ち具合は人それぞれだと思うので卵巣刺激開始から採卵までには9日~14日くらいかかるのではと思います。
>>>採卵の流れやスケジュールについてもっと詳しくはこちら☆
採卵直後はOHSSの痛みがピークだったため、私は安静に過ごしました(クリニックでも採卵後2時間ほどはベッドで安静にしていました)。
翌日以降もOHSSの痛みは残っていましたが、普通に動ける程度には回復して仕事にも行けました。お腹はまだ水が溜まっていてタプタプしていましたが・・・^^;
毎回の採卵ごとにトライ&エラーを繰り返しました!
各採卵ごとの詳しいスケジュールや受精結果はまた別記事でお伝えしていきますね。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
私はブログに辛い心情をつづることで本当に心が救われていました。2017年から書き続けた不妊治療中の気持ちは今でも忘れられません・・・
\もっと深く詳しい体験談が知りたい・・・という方は遠慮なくご連絡くださいね。/
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